福聚院は戦前まで百軒程の菩提寺でしたが、昭和から平成にかけての地域人口の増加を経て拡大して参りました。創建当初からの墓地は本堂の裏山にございます。
鐘楼堂は平成元年に再建されました。毎年大晦日には除夜の鐘を突きに多くの地元の方に列を作っていただいており、地域交流の促進にも役立っているかと存じます。
本堂は昭和四十六年に再建され、広さは七間四面あり、境内で逞しい存在感を示します。屋根は本瓦葺き、向拝は流れ造り、欅の丸柱を虹梁で繋ぐ重厚な建前です。
山門は欅と檜で構築されており、中央に双龍、四隅には獅子と獏、四方に青龍、朱雀、白虎、玄武を配し、蓮、牡丹、菊、が彫刻された本格的な佇まいです。
境内は様々な植物で彩られ、季節ごと に異なる表情を垣間見ることができま す。春先には四種の桜が次々と開花し、 華やかな景観を一月ほどの間楽しませ てくれます。
福聚院は、天文二十三年に創建された古刹です。境内には樹齢三百年を超える樹木が逞しく聳え、その歴史を感じさせてくれます。ご本尊の不動明王は、江戸中期に雷を受け止め近隣農家を守ったとの言い伝えから、火伏せの不動として信仰されております。地域人口の増加と共に今日まで檀家寺院として発展して参りましたが、地元以外の方にも様々な理由で菩提寺としてお選 びいただいております。